素直な親父は朗読バトルに出場しました。とても楽しいひと時でした。
朗読バトルって何?
みなさん、こんにちは。素直な親父です。
素直な親父は昨日、朗読バトルに出場しました。
実はある人に誘われたんです。
「朗読バトルがあるんですが出てみませんか?」
「いやいや、素人ですよ。無理ですよね。」
「大丈夫ですよ。素人の方もいらっしゃいますよ。」
「そうですか。じゃあ、ちょっと出てみようかな。」
というような経緯で出場することになってしまったんです。
(あまりにも軽いノリ!)
ところで、「朗読バトルって何?」
あまりにも無謀な挑戦?!
素直な親父はまさに「怖いもの知らず」という状態で朗読バトルに向かったのです。
事前に朗読バトルについてメールで説明を受けていました。
朗読バトルの主なルールは次の通りです。
1.朗読時間は8分から10分。10分を過ぎたら、朗読の途中でも強制終了。
2.必ず原稿を見て読む。暗記して話すことはNG。
3.朗読以外の動作は禁止。純粋に言葉のみで勝負。
4.違反した時は、1度目は警告、2度目は強制終了。
素直な親父は、題材として「高村光太郎の智恵子抄」を選択しました。
今から40数年前、素直な親父がまだ10代だったころ、この本に出会いました。
そして、高村光太郎の智恵子に対する一直線の想いの強さに圧倒されたのです。
そんなことが心のどこかに残っていて、この朗読バトルの話があった時、全く迷いもせずにテーマは「高村光太郎の智恵子抄」だと答えていました。
そう答えたのはいいのですが、素直な親父は朗読など中学校か高校の国語の時間に当てられて読んだくらいで、朗読の練習や訓練などしたことがありません。
この時点で奥さんは、素直な親父に対して、「なんと無謀なことを!」と思っていたそうです。
(このことはあとで知りました。「早く言ってよ!」)
しかし、素直な親父はそれなりに練習しました。
時間を守ることが一番難しいと言われていましたので、ストップウォッチで測りながら練習しました。
最後の5回くらいは8分35秒から40秒くらいに入るようになったので、
「よし、このくらいでいいか。」
と思ったのですが、近くで聞いていた息子が一言、
「幽霊がしゃべっているみたい!」
がーーーん!
素直な親父は、息子の邪魔にならないようになるべく小さな声でれんしゅうしていただけなのに。(涙)
いい経験でした。
当日の朗読バトルでは、3人が出場し、7人がジャッジマンという構成で実施されました。
出場者は、素直な親父以外は2人とも役者さんでした。
役者さんはやはりセリフを語る訓練を受けているわけで、素直な親父とは異次元のレベルでした。
そして、朗読バトルの結果は、素直な親父は3位(最下位)でした。
しかし、ジャッジマンの一人の方が、素直な親父に一位票を入れてくれたんです。
コメントが、「美しかったです。」とありました。
そのジャッジマンの方は、高村光太郎の智恵子に対する愛情に思いを馳せたんだろうなと思うと、素直な親父は幸せな気持ちになれました。
朗読バトルは素直な親父にとって、とても幸せなひと時でした。